こんにちは、院長の森廣です。
トレーニングメニューを作成する時には、どんなことを考えて作成しているのか、簡単に紹介したいと思います。
ただこれをすればOKと安易に決めることはあまりないのですが、僕がチームでトレーニングコーチとしてメニューを組む際に特に意識している考え方の一つに本日のブログタイトルにある
「ピリオダイゼーション」というものがあります。
トレーニングって、
①同じメニューをやり続けても効果がだんだん出なくなりますし、
②刺激の入れ方によって向上する能力って変わります。
また、
③基礎的な能力がないと伸びにくい能力もあります。
この文章だと何のこっちゃって感じだと思うのでウェイトトレーニングを例にすると、
①毎日100kgの重量で10回スクワットしても、そのうち筋力は向上しなくなる
②同じスクワットでも、
パンパンになりくらい追い込むのか → 筋肉が大きくなりやすい
超重たい重量で数回挙げるのか → 筋力が上がりやすい
軽い負荷でスピードを出して挙げるのか → パワーがつきやすい
で効果は変わります。
③−1 筋肉が大きくないと筋力は上がりにくい
③−2 筋力がないとパワー(重量物を速く動か力す能力)は上がりにくい
といった感じです。
となると、鍛え方の順番も大切なことなんですね。
こういったことを踏まえてざっくりウェイトトレーニングを例にメニューを組むとすると、目標となる大会などを見据えて、期間がどれくらいあるのか。それをもとに、
・筋肉を大きくするためにパンパンになる追い込み方をする時期
・高重量を扱う時期
・スピード重視で少し軽めの重量を扱う時期
といった時期に分けてウェイトトレーニングしてもらったりします。
ここに挙げたことだけではなく、疲労度や伸ばしたい要素、選手ごとの状況など、考慮することは他にもたくさんありますが、どの場合も、期分けして行います。
トレーニング指導を希望される方は、お気軽にご相談ください。
ちなみに、僕が参考にしていたピリオダイゼーションも含めたトレーーニングの知識の基礎となった書籍がこちらになります。
もし将来トレーナーとして活躍したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。